(注:当時と若干講座・参考書の内容が変わっていることもあるかと思いますが、その点はご了承ください。)
僕は、短答試験の対策として、LECの教材しか使用しておりませんが、LECの短答アドヴァンステキスト、体系別過去問集を繰り返しやれば、合格点は必ずとれるものと思います。僕は、勉強開始1年目から合格点(ボーダ−)より+7点の高得点をとって短答試験に合格することができました。多くの弁理士短答合格体験紀の一つとしてご参考にしていただければ幸いです。
(1)LECの短答基礎力完成講座(佐藤卓先生)
現在では、「14短答実戦力完成講座」の講座が該当するかと思います。
入門講座で全体像がつかめた後、この講義を受講しましたが、この講義は本当に良かったです。この講座の良い点は、短答アドヴァンステキストを用いたのですが、この短答アドヴァンステキストは本当に完成度が高いです。僕の周りの合格者は、みな、このテキストと過去問をやれば大丈夫と言い切るほどでした。短答アドヴァンステキストはとても良いのですが、最初勉強するときは、記載量が多く読み進めるのが大変です。しかし、この講座、特に、佐藤先生のテンポの良い講義を聴きながらテキストを利用することで、本当にわかりやすく、試験に出やすいところ、重要なところもしっかりとつかめ、自分の知識が飛躍的に高まりました。初めて短答試験を受ける人には是非とも検討してみていただきたい講義です。
(2)短答アドヴァンステキスト
上述の通り、基礎基礎力完成講座と併用することで、合格へのパスポートと成りうる教材とも思います。このテキストは、1条ずつ、条文、趣旨、定義など短答試験に合格のために必要な事項が網羅されており、かつ、その条文に即した短答試験の過去問も合わせて記載されていることから、知識の吸収にとても優れています。このテキストを一通りやれば本当に力がつきます。僕自身は、上記講義を聴く→短答アドヴァンステキストをじっくり読んで復習する、を繰り返し行った後、過去問を解きはじめました。ちなみに、僕の場合、短答アドヴァンステキストをじっくり読み込み、テキストの中で知らなかったところを四法対照法文集に書き込むといったように、短答アドヴァンステキストの復習に要した時間は、15ページで約1時間ぐらいだったと記憶しております。ですので、特許・実用新案のテキストが530ページ程あったかと思いますので、1回の特許・実用新案のテキストの復習に要した時間は、約35時間というところでしょうか。現在では、上述の「14短答実戦力完成講座」の講座を受けた方しか手に入らないみたいですが、個人的に、短答合格にとても役に立った講座・テキストなのでおススメです。
(3)弁理士試験 体系別短答過去問
短答試験を制するには、過去問を制すること、これが何よりも大事だと思います。他の過去問を使ったことがないのですが、LECの体系別過去問集であれば、特段、何の問題もありませんでした。良い点としても、答えの根拠となる箇所(例えば、青本の何ページに記載されているか)がしっかりと記載されている点、見やすい点、実施した日付が記載できる点が挙げられます。過去問を全部一通り理解して解けるようになれば、合格点はとれるものと思います。なお、予備校が作成した問題を重点的にやっている人もいますが、何よりも過去問を重点的にやった方が良いと思います。過去問は、問題を作る際、多くの試験委員によって疑義がないよう作成されており、予備校の講師が作るものとは質が違います。そして、試験の問われ方が多少変わっても、本質を理解すれば、必ず本試験でも解ける力はつくものと思います。
(4)短答公開模試
公開模試は、4月終わり、5月初めにあったかと思います。LEC以外にも、代々木塾、早稲田セミナー等各予備校の模試もありましたが、短答の公開模試を受けるのは、とにかく本番前に時間のペースを体感したいという目的だけでしたので、2回受ければ十分かと思います。予備校の問題は、予備校の講師等が作るため、変わった問題もあり得るので、点数はあまり気にする必要はないものと思いますが、必ず1度は自宅ではなく会場に行って受けるようにしましょう。
(5)その他
工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第19版〕(青本)は、買っていましたが、正直、この期間で使うことはほとんどありませんでした。
・その他
以下の講座は、自分自身受けてないのですが、受験生時代でしたら興味をもったかもしれませんので、ご参考にしたい方は見てみると良いかもです。
・裏技講座: 法改正対応!!選択と集中による超効率的学習法で短期短答攻略を目指せ!!
・裏技講座: 最速で改正の全てを学ぶ! - 短答・論文・口述の重点ポイント超速理解!
・裏技講座: 宮口聡のスーパーチャージド判例100