今日は、短答試験の勉強法についてお話してみます。
合格体験記<入門編>にも書きましたが、受験生1年目、僕は通信講座で勉強していました。
しかし、1年間の勉強で、平成17年の1回目の短答試験で、ボーダー(41点)よりも7点多くとることができ(48点)、僕の勉強法は自分にとってとても効果的だったなと思います。
以下、簡単に勉強した教材、勉強法について話します。
教材は、LECのアドヴァンステキスト、その短答講座、LECの体系別過去問集10年分、四法対照法文集のみでした。模試を2度受けましたが、上記の教材だけで、ボーダーよりプラス7点という結果を残すことができました。
勉強法ですが、まず、短答講座を1度聞いて、2倍速以上で何度も聞いていました。
また、講座を聞くと同時に、自分で短答アドヴァンスを必死で読み込みました。
条文一つずつ理解しながら読み進めていくと、驚くほど実力が上がっていきます。
これを9月〜12月までで、特実、意匠、商標を3回は回したと思います。ここでのコツは、理解することだと思います。
そして、年明けからLECの体系別過去問をやり始めました。
1枝解いては、該当条文、理由を考えて、答えを見てあっているか確認するとともに、四法法文集に、知らないこと、注意したことがいいことをどんどん書き込んでいきました。
書き込むことによって、2回目以降に解いたとき、記憶が鮮明に残ります。
ここでのコツは、理由付け、答えが、たとえあっていたとしても、必ず、該当条文を見ることです。
何故か?といえば、弁理士というのは、実務上、その正確性がとても大事です。どんなに頭でわかっていても、条文で再確認して、絶対に間違わないようにしなければなりません。試験では、要件1つ落としただけでよくても、実務では取り返しのつかない失敗につながります。ですから、試験であっても、そういう姿勢が大事であると思います。
そして、過去問を10年分、3回まわし終わったのが、4月末でした。
4回目以降は、間違ったとこだけやり、最終的に6回やりました。
もちろん、ただ、問題を読んで、答えがあっているかだけではなく、条文をその度にみて、書き込みなどをしながらチェックしていきました。
本番当日、3時間30分の試験で、大体3時間で終えることができました。
そして、自己採点したら48点、最初の短答試験から合格し、喜びをかみしめるとともに、論文試験の対策どうしようと慌てふためきました。笑。
合格体験記<論文編>に続く
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