2014年03月01日

論文試験に使用した講座・参考書

参考までに、僕が受験生時代に受けた講座・参考書について紹介します。
(注:当時と若干講座・参考書の内容が変わっていることもあるかと思いますが、その点はご了承ください。)

(1)論文基礎力完成講座・論文基礎力完成答練(佐藤先生)
1年ベーシックコースのセットで本講座を受けました。当時の講座は、入門講座、短答基礎力完成講座を受けた後すぐの講座であり、この講座を聞いて、論文のイメージをつかむことができたと記憶しております。

(2)論文マスター講座・論文マスター答練(正林先生)
論文基礎力完成講座を受けたものの、論文が全然書けません。
いったい、どうやって書いたらよいものか。そもそも理系人間であり、文章を書いたことなどほとんど経験してこなかったからです。
そのため、論文に関しては大の苦手意識をもっており、本当に自分なんて合格できるのかと、勉強一年目はよく不安に思ったものです。
しかし、当時、正林先生の論文マスター講座というものがあり、この講座は、本当に、論文の書き方のイロハを教えてくれました。
素晴らしい論文を書くためではなくて、合格するための論文を書く方法を教えてくれ、僕は、まさに目から鱗が落ちる思いでした。
たとえば、措置問題などは、取りうる手段は有限であるから、その措置の書き方を全て覚えてしまい、問題に応じて、適宜、修正・削除して書けばいい、など。
本当に、弁理士試験の論文試験に合格するための道標ができたみたいで、気持ちが一気に楽になったというか、やる気がでたのを今でも覚えています。
また、論文マスター講座 のレジュメは、当時、確か約100個ぐらいあったと思うのですが、それを基本とすべく、全て丸覚えしました。
論文マスター講座ではなくても良いと思いますが、100個ぐらいレジュメを覚えてしまうと、論文の書き方がおおよそわかってきます。
ただし、何故、そのような書き方をしているのかの理由の説明が、他の論文講座ではあまり無かったように思います。
その点では、本講座はとてもよかったです。
ただ、現在は、本講座はなくなってしまったみたいです。
でも、納冨先生の講座を過去に受けた経験から、納冨先生の講座も、上記のマスター構造のように、論文の書き方を覚えられる良い講座ではないかと思います。

(3)LECの自主ゼミ
ゼミは、受験2年目に受けたのですが、その目的は、とにかく週1回は、答練を書くことでした。
10月〜3月まで毎週LECの予備校にいって受けていました。
勉強不足だからとか、体調が悪いからとかいって、受けないことはなかったと思います。
とにかく必死で毎回、限られた時間で論文を解く。
その積み重ねが、本番で生きてくると思います。

(4)要点総整理講座(佐藤先生)
こちらは、論文直前に受けたのですが、とにかく要点がまとまっており、直前の整理に非常に役に立ちました。

(5)論文直前答練

この答練は、直前でうける答練として、とても素晴らしかったです。毎週2回、計8回、答練を受けたのですが、納富先生が、本試験に望むにあたり必要なノウハウを徹底的に教えてくれます。
まさに目から鱗でした。
こればかりは、直接、生講義で受けられることをオススメしますが、時間の無い方も、通信などで受けることを、是非検討してみてください。
答練自体も、超重要な問題ばかりで、これら8回分は確実に理解し、記憶したことを覚えています。
なお、この答練は、短答試験終了後、短答試験の結果発表前から答練が始まるため、短答試験の受験生も申し込みをされると良いと思います。
それは、短答の結果が気になるところですが、この答練を受けることで、強引に論文試験モードに突入することができるからです。

(6)論文公開模試
LECの公開模試は、多くの受験生が受けるため、これが本試験に出ると、みんな解けてしまい、大きな差となってしまうため、確実に受けることをオススメします。
なお、時間の制約や、他の予備校の模試等もあるため、公開模試を4回全てを実際に会場で解くことはできないかもしれません。
実際に僕もそうでしたが、僕の場合、2回は会場で実際に受けて、あと2回は、問題と解答をもらい、家で覚えるべきポイントだけチェックしておきました。
本試験では、その覚えたポイントがそのまま出て助かった・・・というのを覚えています。
他の予備校の模試としては、実際に受けることはなかったのですが、他の受験生仲間から、問題と解答を軽くみせてもらい、必要と思うとこだけはチェックして自分のレジュメに書き込みしておきました。
直前期で重要なのは、本番形式に慣れること、そして、穴をなるべくなくすことです。
特に、みんなが直前の答練・模試で確実に埋める事が出来るであろうポイントを確実に抑えなければなりません。
論文試験は、みんなが書けるところを確実に書けることが一番大事です。
そのことを考慮して、受けるべき答練・模試を決め、勉強計画を立てていきましょう!

(7)知的財産法判例教室
判例については、答練や模試で出た判例、及びこの判例教室に掲載されているものだけを中心に覚えました。
判例を一通り抑えるには、良書であったと思います。



posted by TOM at 22:12 | 主要記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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